北海道Office With Youのナオキです。筆者は市役所に20年勤めたのちWEBライターとして独立、昼間はアルバイト、夜はライターのお仕事をしながら生計を立てております。
ですが正直なかなか仕事時間長く厳しい生活、、、お金に余裕があるわけでもない、、、。そこで今回行政書士の資格取得について調べてみました。
行政書士の仕事
行政書士の仕事は基本的には一般の方と官公庁のパイプ役であると言えます。もう少し細かく言えば、官公庁への提出する書類の代理作成、許認可等の申請の代理、クライアントからの相談にアドバイスする相談業務に分類することが出来ます。
行政書士の資格取得難易度
行政書士の資格取得自体は、司法試験、司法書士、税理士、弁理士などに比べると試験難易度は低めですが、その合格率は10%前後で推移しており合格率自体は低い難関試験となっております。
行政書士の年収
行政書士の平均年収は551万4,000円です。一般の平均給与が460万円程度であることから、比較的貰える給与は高い傾向にあります。
ですが、それは独立開業も含んだ数字ですので、行政書士事務所の雇われ行政書士などは低い年収で求人が出ていることが多いです。
特任制度を使った資格取得
このように世間のイメージほど簡単な取得が可能ではない行政書士ですが、特任制度というものが存在し、17年以上行政事務を行なった元公務員は試験を受けることなく資格を取得出来る制度です。
と言うのも、行政書士の主な業務である許認可申請書類の提出や手続きの代行は官公庁に対して行うものであり、行政職員として一定の経験あれば、行政書士としての知識が十分に備わっていると言うのが前提にあるわけです。
筆者は行政職員として20年勤務しておりましたのでその資格があることになり、この特任制度を利用して行政書士の資格を取得しようという考えに至りました。
なお、公務員は副業が禁止されているため行政書士として兼任が出来ないため、基本的には退職後に資格取得を目指すことになります。
行政書士の資格取得には金銭的なハードルが
さて、行政書士の資格取得を目指す場合、各都道府県にある行政書士会に入会する必要があります。筆者北海道に住んでおりますので、北海道行政書士会に登録する必要があります。
そこで、早速北海道行政書士会のホームページを確認いたしました。そこで問題になるのが登録を行う際の費用です。ホームページより抜粋します。
種類 | 金額 |
登録免許税 | 30,000円 |
登録手数料 | 25,000円 |
入会金 | 200,000円 |
会費(月額6,000円、3ヶ月前払い) | 18,000円 |
以上が登録にかかる経費です。実に273,000円の初期費用がかかることになります。筆者が今回行政書士の資格取得を断念したのはこの高額な費用のためです。
ですが、この金額を払ってでも資格取得をするメリットはあると考えますので、経済的な余裕ができた時にチャレンジしてみたいとは思っています。
行政書士は、リモートワークの求人も多く、働き方を選びやすい
これは非常に大きなメリットです。求人を見ると在宅OKな内容も多く、リモートでの仕事を探していたり、ライフワークバランスを重視したい方にとってはおすすめの職種といえます。もちろん高給は望めませんが、在宅で行政書士を副業として本業を抱えている人も多いと聞きます。
せっかくの公務員経験はフルに活かしたい
正直言いますと、行政職公務員はほとんど潰しが効きません。さほど専門的知識がなく、経験としてはあまり役に立たないからです。筆者は福祉職場から入札管理、国民保険から所務的業務までこなしてきましたが、それを持ってその経験を買ってくれる民間の会社はほぼありませんでした。
身も蓋もないことを言えば、特に野心がないのであれば、高給が約束されている公務員の地位にしがみついて生きていくのが最も賢い選択です。なぜなら超難関の公務員試験を突破したのですから、それを自ら捨てるのは非常にもったいないです。
その他に、元公務員におすすめする資格
さて、行政書士以外で自治体職員であった方におすすめする資格があります。ただし福祉職場が長かった方向けではあります。
それは社会福祉士です。社会福祉士になるには専門学校等で科目の履修が必要になりますが、福祉現場での実務経験があれば、必要な実習が免除されます。
かくいう私も、実はとある福祉大学に通っていたことがあります。しかし、あまりに時間がないため挫折しました。ですが私は、ケースワーカーとしての経験が5年ほど合ったため、実習免除で入学することが出来ました。
それになりに費用はかかりますが、一つの選択肢としてありかなとは思います。
後記
元公務員という肩書きは、民間では悲しいほどに無意味です。その中でも唯一活用出来るのが行政書士。働き方としても腐っても士業、悪くはありません。筆者もゆくゆくは資格取得をして副業として行政書士事務所を開業したい、そんな夢を持っています。

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