40代元公務員が、転職を諦めた理由

　北海道Office With Youのナオキです。筆者は2023年７月にとある役所を退職しました。来月でちょうど退職してから２年が経つわけですが、その間はWEBライターとしての下地作りの傍ら、アルバイトで生計を立ててきました。しかしその間、正社員として働くことを考えたことも正直あります。そこで大手就職サイトであるリクルートエージェントに登録したわけですが、、、

リクルートエージェントとはどんな会社？
とりあえずリクルートエージェントに登録すると面談（zoom）の日程を決める
キャリアアドバイザーとの面談内容
面談後、リクルートエージェントアプリには、担当者紹介案件が掲載され始める
年収は300万円〜程度、職種は営業や小売販売、飲食店など
それでも何社か応募を試みるも、、、
マッチングの精度は低い
40代の転職は相当に厳しい
元公務員が転職するなら目指すべき職種
ネットの甘い情報に惑わされないで！
後記

リクルートエージェントとはどんな会社？

そもそも転職エージェントとは、採用を希望している企業と、その募集したい人材に求めるスキルや経験などを考慮しマッチングするサービスです。

　転職エージェントは、申し込んだその人に担当のキャリアアドバイザーがつき、その人の希望や条件に合ったお仕事を紹介するサービスです。登録料は大体無料で、就職が決まった際に、その企業から報酬をもらうことでその商いが成立しています。

とりあえずリクルートエージェントに登録すると面談（zoom）の日程を決める

　WEBサイトで申し込みを行うと、すぐに面談日程の調整が行われます。筆者の場合、第３希望まで日程希望を聞かれました。その時筆者はものすごく忙しかったため、ダメもとでメールが来た翌日の昼間に面談希望を出したところ、あっさりとその希望は通りました。思ったより暇なのかなと思った記憶があります。

キャリアアドバイザーとの面談内容

　そして早速zoomにて面談を行いました。時間にしてはおよそ１時間くらいでしょうか。その内容は、

・経歴の確認とその記載方法の指南

・それぞれの退職理由や、現在の職種についての質問

・今後転職するにあたっての希望条件等の聞き込み

と言ったところです。

筆者のキャリアアドバイザーは女性でしたが、割と親身に相談に乗ってくれて、もしかしたら転職も上手くいくのではないか、そう錯覚したのを覚えています。

面談後、リクルートエージェントアプリには、担当者紹介案件が掲載され始める

面談終了後すぐに、リクルートエージェントアプリの求人掲載に担当者紹介案件が表示されるようになりました。結構な案件数が紹介されたと思いますが、その内容は正直厳しいものがありました。

年収は300万円〜程度、職種は営業や小売販売、飲食店など

正直、応募するのが憚れるほど、条件は悪かったです。年収はせいぜい300万円前半でした。筆者は公務員時代650万円程度の年収をもらっていたため、実に半分程度の収入となります。そしてその年収にはみなし残業代がほぼ計上されており、企業によって様々ではありますが、月40時間程度、金額にして5万円程度のみなし残業代が年収に含まれていることになります。

　従ってそのみなし残業代を除いた場合、純粋な給与はなんと20万円を切る求人がほとんど。手取りにしたら16万円程度でしょうか。流石に申し込みをして、多数の面接をこなし、採用に漕ぎ着けるまでの労力には見合わない求人がほとんどでした。

　リアルに20万円を割る求人が多いことに戦慄しました。

それでも何社か応募を試みるも、、、

　とは言いつつも、数社に申し込みは行いました。ですが結果は全て書類選考で落とされました。全くかすりもしません。その申し込み先だって年収300万円台です。筆者はバツイチ独身ではありますが、みなし残業40時間で月の給与が20万円程度ではとてもではないですが生活は出来ません。

　その後も担当者紹介案件が来ますが、大体は飲食店か携帯電話の小売、カスタマーサポートなどでした。そんなこんなでほとんど申し込みをしない状況が続いていますと、担当者からのメールもあまり来なくなり、紹介案件もほぼなくなりました。

マッチングの精度は低い

　正直に言いますとマッチング精度はかなり低いです。担当者曰く、申し込みを続けていると徐々にマッチング精度は上がるとは言われましたが、そもそも申し込みできる案件はほぼありませんでした。特に頭を悩ませたのが、IT系の求人です。いわゆるITエンジニアですが、筆者はWEB言語は使えません。また、申し込み条件に新卒/第二新卒が多かったのも覚えています。筆者は40代ですので、そんな求人に申し込んでいる暇などありません。そうこうしているうち転職活動は諦めることとなりました。